Before (改善前)

こちらの製品は、分級機と呼ばれる装置で、これまでメーカーからの設計図面通りに製作を行う企業に外注を依頼しており、設計変更提案と言った概念をお持ちではありませんでした。そこで、担当より当社にコストダウンがでどうにかきないかという相談がありました。こちらの装置のコストダウンのポイントは操作BOXの製造にありました。これまでの製造方法としては、市販されている工具台車を斜めに切断することで形を作っており、これにより、制御、操作BOXを製作していました。

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After (改善後)

こちらの製品でコストダウンを検討する場合には、調達方法の変更がポイントです。これまで市販品を購入し、切断、改造を行うという工程を踏んでいましたが、この工程は無駄な工程であると言えます。そこで当社では、アルミフレームと板金を組み合わせて加工を行うように設計変更提案を行いました。その結果、組立工数は増えるものの、設計・作業などがしやすく、金額的には半分以下のコストに抑えることに成功しました。

POINT(要約)

自動機・省力化機械 受託製造.comでは、特注の装置設計・受託製造を多数行ってきました。こちらの場合には、市販品を使用して製造を行う方が、コスト面で効果がでると考えていました。しかし、市販品+改造となると、作業工数に加え、コストもかかってしまいます。そこで、今回のように特注装置であっても市販品を活用することはもちろん、コスト面を考慮し、自社で加工することも検討することで最適なコストでの製造が可能となります。